シーサイドネットには、決してゆずりたくない2つの想いがあります。
サービスの原点は、お客様がそのサービスを受けて心から良かったと思っていただくことにあると考えています。それは「感動していただくこと」と言い換えても良いかもしれません。お客様はサービスに何らかの期待をもっていらっしゃいます。期待通りのサービスを受けられれば、満足されるでしょうし、期待以下のサービスであれば、不快な思いをされることでしょう。逆に、サービスが期待を上回り、うれしい驚きにつながったときには、満足の先にある「感動」が訪れるのではないでしょうか。私たちは、この「感動」を提供することこそがサービスであるべきだと考えています。
「感動」は人の力によってもたらされます。商品の力によるのではありません。お客様と接するスタッフの対応が、商品そのものよりも、サービスの質を決める材料になります。どんなに美味しい料理を食べても、接客でいやな思いをすれば、またそのお店に行きたいと思わないことに似ています。レストランがただ食事をする場所でなく、会話や雰囲気を楽しむ場所であるように、すべてのサービスは、お客様が心地よい時間を過ごすことをお約束しなければいけないと考えます。
私たちは「おもてなし」の気持ちを大切にします。はぐくまれたおもてなしの気持ちこそが私たちの誇りです。
サービスは、目的を持って生まれます。
ホテルが「旅籠(はたご)」と呼ばれていた時代、ホテルの役割は、旅の疲れを癒すことよりも、身の安全を守るところにありました。現代の「山小屋」を想像していただければ良いかもしれません。その時代の旅は、気楽なものではなく、命がけのものであったからです。交通機関の発達や、生活様式の変化で、旅の位置づけが変わり、ホテルの姿も変わってきました。現代のホテルは、快適な睡眠が約束された場所や、結婚式を挙げる場所、癒しを求める場所になりました。雨風をしのぎ、身の安全を守るためのものからは大きな変化です。このように、サービスは環境とともに変化していきます。
サービスは変化していく。私たちはこの考えをサービス構築の礎にしています。環境の変化や技術の進歩にしっかりと目を向けながら、サービスがどのように変化していくかを見極め、サービスのあるべき姿を追求し続けています。この姿勢が、サービスを変化させていく力を生んでいます。シーサイドネット発の、サービスのあるべき姿が、新しいスタンダードとなっていくことこそが、私たちの価値です。
この二つの想いが、全てのサービスを生み、全てのサービスにエネルギーを注ぎ込みます。
シーサイドネットのサービスへのこだわりを、これまでの取り組みから紹介します。